Vol.4

いつもお世話になっております。寒い冬がまた来ますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、これまで所得税の申告や届出の手続きは、書面で行われてきましたが、最近はこれらの手続きがインターネットを利用して簡単に手続きができ、大変便利になりました。ちなみに、このシステムを e−Tax(イータックス)」といいます。今回は、このe−Taxについてご紹介したいと思います。

 

e−Tax  について

ご利用できる手続き

 

1. 自宅や会社からインターネットを利用して申告できます。 

*申告可能な税目  所得税、法人税、消費税、酒税、印紙税

  2. 申請、届出等ができます

   *青色申告の承認申請、納税地の異動届、電子納税証明書の

    交付請求、法定調書の提出など

  3. ATM、インターネットバンキングからの納税ができます。

   *納税科目  全ての税目

e−Taxここが便利!!       

 

1.  国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成した

申告データをe−Taxに引き継いで簡単に電子申告ができます。

2. e−Taxに対応した市販の財務会計ソフトを利用している場合にはそれを使ってそのまま電子申告できるため、事務の省力化、 

 ペーパーレス化につながります。

3.各金融機関、税務署に並ぶことなく手続きができ、毎月の源泉所得税納付や消費税の申告など、利用回数や件数の多い場合には時間のムダがなくなります。

 

4. 税理士が税務書類を作成し、納税者に代わって送信する場合には、納税者本人の電子署名を省略することができます。

5. 個人で申告の方には、電子申告で所得税の確定申告を提出する際、本人の電子署名及び電子証明書併せて送信した場合に、所得税から5,000(その年分の所得税額を限度)を控除できます。

*平成20(19年分)及び平成21(20年分)のどちらか1回

  *税理士が代理申告する場合で、本人の電子証明の添付を省略した場合は控除の対象とはなりません。

また、平成19年度分以後の所得税の電子申告においては、医療費の領収書や給与所得の源泉徴収票等の一定書類の添付を省略できます。

*平成201月から適用(これらの一定書類は各自保管が必要です。)

 

. e−Taxご利用の前に準備として

 

1. 利用開始届の提出(  e−Taxホームページの開始届出書作成・提出コーナーから所轄の税務署に提出して下さい。書面での提出もできます)

2. 税務署から利用者識別番号暗証番号が記載された通知書が送付されます。

3. パソコンにe−Taxソフトをインストールし、暗証番号の変更や電子証明の登録をします。

  (記載された期限までに登録を行って下さい。)

4. 申告書データを作成し、電子署名を行い送付する。

5. 送信結果の確認をして完了する。 

注意!! 電子証明書は市町村で住民基本台帳カードを取得し、それに電子証明書を付与することで利用できます。電子証明書を利用する際にICカードリーダーライタが必要となり、別途購入が必要となります。(電子証明書とは、書面取引における印鑑証明に変るものといえます。)

                            

↑これがICカードリーダーライタです。

e−Taxのご利用時間

 

. 作成時間

データの作成は24時間いつでも行うことができます。

2.  送信可納時間

  毎週月曜日〜金曜日の午前9時から午後9時まで

(祝日を除きます)

 

詳細については下記のホームページをご覧ください。

e−Taxホームページ(http://www.e-tax.nta.go.jp

e−Taxに関する最新情報、よくある質問などを掲載しています。ホームページをご覧いただいても不明な点がある場合には、

直接メールや電話によるお問い合わせができます。

 

簡単ではありましたが、以上がe−Taxの内容です

多少、手続きで手間がかかるところがありますが、今後どんどん普及されていくシステムだと思いますので、お早めに登録されては如何でしょうか?最後まで御一読頂きまして有難うございました。